元々、出会いのない僕は、友達に合コンなどに誘われる機会もなく、いつも一人で悶々とした日々を過ごしていました。
20代も後半になり、そろそろ彼女の一人や二人くらい出来てもいいのに、学生時代以来、全く出来る気配がありませんでした。
正直、出会い系についても、「サクラばっかりで金を取られるだけだろ」と思っていたので、期待はしてなかったのです。
でも、ある日いつものように、くだらないまとめサイトの記事を読んでいる時、魔が差したのか?PCMAXという広告バーナーをクリックしたのです。
いわゆる出会い系サイトです。正直、本気で出会えるとは思っていませんでした。
でも、当時の僕は、わらにもすがる気持ちだったのですね。
たくさん機能があって最初は迷ったのですが、最新プロフィールをチェック、という機能があったので、そちらを見てみると、
10代後半の大学生から30代後半の主婦までがズラリと並んでいました。
その中で、一人でも返ってきたらいいや、という投げやりな気持ちでメールを送っていきました。
返事が返ってきたのは、30代前半の既婚女性でした。顔写真は載せていませんでした。
彼女は、名古屋の人で、僕はその近隣の県に住んでいます。
元々は、独身でカノジョになれるような女性を探していたのですが、せっかく返信が来たのに返さないのはもったいないな、という気持ちで最初はお返事させて頂きました。
挨拶もそこそこに、趣味は何か、とかお勧めの観光スポットの話などで盛り上がり、
彼女はとても返信が早かったので、僕もついつい、仕事の合間にチェックして一生懸命返していました。
「旦那がまったく構ってくれなくて、寂しい」
「夫婦の間では、ほとんど会話がない」
そんな話をたくさん聞くようになりました。
彼女の話では、ネットで知り合った既婚女性たちは、みんな出会い系でカレシを見つけるそうなんですね。
不倫ではなくて、カレシ・・・というのが、なんだか彼女の心の寂しさが伝わってくるようでした。
そうして、1ヶ月もメールを続ける内に、彼女の方から、
「今度の週末なんだけど旦那が出張で家にいないから、会わない?」といった誘いがやってきました。
正直、戸惑いもありました。もちろん、彼女はとても素敵な人だし、会ってみたい、そしてあわよくば一緒に朝を迎えたい・・という下心もありましたが、
僕が心配したのは、彼女が離婚するとか言い出したらどうしよう、ということでした。
これから独身女性との婚活を考えている僕としては、下手に重い話を持ってこられても困るんですね。
ライトで楽しく、ぶっちゃければ遊びたいのです。
彼女に、そのあたりのことはソフトに伝えたところ、
「私も、したくて仕方ないだけ。旦那は高給取りだし、別れるつもりはサラサラない。でも、刺激がほしいし、夜の生活に満たされてないのよ」
との返事だったので、「これなら、会っても大丈夫かな」と判断し、会うことにしました。
と、今振り返ると冷静に過去の自分を見ることができますが、
当時の気持ちとしては、「会いたい、ヤりたい!」の気持ちが勝っていたので、たとえリスクがあってもきっと会っていたでしょうけどね。(笑)
そうして、待ち合わせたのは、名古屋の有名な待ち合わせ場所。
彼女の写真は一応見たことがありましたが、実際会うのとは全然違うと聞いていたので、少し不安にも思っていました。本当に現れるのか・・?とも。
場所に着くと彼女から電話がかかってきたと思ったら、携帯を片手にこちらに歩いてくる女性が。
「○○さんよね?」
初めて実際にお会いする彼女は、うすい花柄のワンピースを着た、綺麗な女性でした。
上品で清楚な雰囲気で、とても「性欲をもてあましている」女性には見えませんでした。
そして、年齢より若く、20代後半といっても十分信じられる容姿でした。
彼女は僕に会うと、「ゴハン食べてから・・いこっか」と意味ありげな笑顔で言いました。
もうその時点で、僕の興奮はすでにMAXです。
彼女にすべて上手に誘導されるように、おすすめのレストランに入り、味も分からないまま食べて、気づけばデザートまで一緒に食べていました。
お金は僕が全額出そうと思ったのですが、制止され、
「このあとの・・は、おごってもらうから、ここは私が払うよ」
と言われました。
このあとって、つまりそういうことですよね?と心の中で生唾を飲み込む僕。
ホテルに着くと、そそくさとシャワーを浴びに行く彼女。
バスローブに着替えた彼女は、とても妖艶でした。
「本当に、いいの?」
チキンな僕が確認すると、
「うん。してほしい・・」と言いキスをしてきました。
そのあとは貪るようにキスをし、夢中になって彼女を押し倒しました。
久しぶりに女性を抱く・・ということで興奮し、彼女もすでにしっとりと濡れていたので、
前戯もそこそこに挿入しました。
彼女も、ずいぶん久しぶりだったようで、大きな声であえぎ、「もうだめ・・だめ・・」と言いながら、いってしまいました。
その後も、興奮が収まらなかった僕は、次はたっぷりと愛撫をして彼女を手でいかせ、2・3度彼女の中で果てました。
彼女も、相性がよくとても気持ちよかったようで、あの日以来月に1度は名古屋に呼び出され、ホテルでセックスを楽しんでいます。