僕がその人妻と出会ったのは、去年の夏のことでした。
きっかけはよくある話なのだけれど、PCMAXという出会い系サイトのメール交換。
過去にも同じサイトで一度出会えたことがあったので、数年ぶりに再登録してみたのです。
僕は40代後半の既婚者。しがないサラリーマンで小遣い制、お金はないわ、髪はないわで、正直いいところはゼロです。
でも、これだけ誇れることがある・・とすれば、連絡がマメなところと包容力かな。
過去にもそうだったように、僕は5人程度の女性をいつもキープした状態で毎日メールを欠かさなかったのです。
返事が完全に途絶えた子がいても、1週間は送り続けてみることと、それでもダメなら次の女性を選んで、常に5人とメールしている状態を作ること。
中には、メールをしてすぐに会えたというラッキーボーイ?もいるようですが、容姿もダメ、お金による体の関係も難しい僕にとっては、地道な方法で出会うしかなかったんですよね。
妻は僕のことには一切関心がないし、お金を持ってくるATMだと思っている・・その冷え切った関係が、逆にやりやすかった、というのもありました。・・まあ、寂しい話ですけどね。
そのやりとりする女性5
の中で、1ヶ月の間メールが続いた女性がいました。
年齢は自称32歳の既婚者。写真を見る限り、女子アナのカトパンに似た、清楚で愛らしい顔立ちをしていました。
さぞたくさんの人からメールが来るだろうに、冴えない僕への返信は2回に1度は返ってきていました。
僕は、出来るだけ彼女のことをよく褒めて、相手の悩みを引き出せるように努力しました。
彼女は、夫婦関係には悩みがないが、仕事のことで問題を抱えていました。
なんと、彼女は職場内でも不倫をしていたのです。自分の直属の上司と。
そのことは、当然夫には話せませんよね。
「上司のことで本気になりそうな自分がいるけれど、家庭を壊すつもりもないの。相手も家庭があるし、これ以上深みにはまってはいけないと分かってる。でも、寂しいの。上司からのメールが来ないと不安になって。重くなりたくないから、こうやって出会い系で話し相手になってくれる人を探しているの」
と言っていました。
夫がいて、不倫相手がいて、そして更にキープ君を求めている・・ということです。
それだけ聞くと魔性の女のようですが、実際はとっても寂しがり屋な女の子でした。そして同時に僕にとっても、ちょうどいい相手であったのです。
僕も家庭を壊すつもりはない、遊び相手がほしい、というのが本音ですからね。
そして今回の相手は、とびきりの美人です。これを逃すわけにはいかない、と腹に決めました。
まあそんな悪いヤツな僕の話はおいといて、彼女とはセクシーな話もするようになり、サイト内のプレゼントで、下着などもプレゼントするようになりました。
彼女はそれが嬉しかったみたいで、それを着けて写真を送ってくれることもしばしばありました。
ですが、実際に会うのは難しいのかなぁ?と思い始めてもいました。何度話を振っても、上手にかわされてしまっていたので・・・。
そんな僕と彼女の関係に転機が訪れたのは、「彼女が不倫相手からの拒絶されたこと
でした。
どうも、逢い引きの頻度が増えすぎて奥さんが勘づいたので、しばらくプライベートでは会えない、との通告を受けたそうです。
その日、初めて彼女と電話で話した僕は、慰めの言葉をたくさんかけてあげました。
すると彼女は自分から「明日会えない?会って話を聞いてほしい、寂しいの」と言い始めました。
その台詞に、僕が有頂天になったのは言うまでもありません。
「分かった、どこで会う?」
そう聞く僕に、
「私があなたの住んでいる県まで行くわ」と彼女。
そうしてトントン拍子で会う日取りが決まったのです。
待ち合わせたのは、とある喫茶店。約束の15分前に到着した僕は、時計を気にしながら、本当に来るのかなぁとぼんやり待っていました。
1時間前には、「家を出ました」とのメールがあったものの、半信半疑でいたのです。
あ、ちなみに僕は約束をすっぽかされた経験が、1度あるのですよね。
予定の16時になり、10分が過ぎた頃、彼女は現れました。
写真で見たよりはやつれた印象ではありましたが、それでも特上の美女でした。
いやぁ、こんな綺麗な若い女性とお茶をできる・・人生において、片手で数えてもそんなにあったかなぁ?というような経験。こんな五十路間近のしがないおっさんが。
それだけでも感慨深いものがありました。
彼女の目は少し赤く腫れていました。
僕は、対面に座ると彼女が緊張すると思ったので(容姿に自信がないのもありますが・・)、斜め向かいに座って、出来るだけ優しく穏やかに、彼女が気持ちをはき出させるように努めました。
彼女はとつとつと、自分の話を語り出し、最後には涙ぐんでいました。
僕が彼女の肩をぽんぽんとなでると、彼女はちょっぴり嬉しそうにはにかんでいました。
その愛らしいこと・・つい、自分の胸が高鳴るのを感じました。
いやいや、相手も遊びだから・・と言い聞かせながらも、若く美しい女性に潤んだ瞳でじっと見つめられたら、くらっときてしまうのが男の性ですよね。
「このあとどうする?ドライブでもしようか?」
そういうと彼女はコクンと頷いたので、僕は彼女を助手席に乗せて、しばらく郊外を走らせ、ホテル街へと向かいました。
平静を装っていましたが、心の中ではかなーり興奮しパニックになっていたのは内緒です(笑)
「あーここ、入る?」というと、彼女は「どうしようかな・・」と答えるので、
「いっぱい甘やかしてあげるよ?無理ならエッチはしなくてもいいし」というと、またコクンと頷いたのでした。
興奮した自分を諫めながら、ホテルへ行き、しばらく抱きしめたり髪をなでたりしてあげていました。泣きそうな彼女を抱きしめて落ち着かせてあげると、今度はとっても可愛らしく甘えてきました。
彼女の髪をなでつつ、さりげなく耳を触れると、彼女の反応がひどく艶っぽくなってきたので、僕は思いきって首筋にキスをしました。
いやがられるかな?と思いましたが、彼女の反応はイエス。
徐々に体の方へとキスの位置をずらしていき、そうして激しく熱いセックスをしたのでした。
彼女と今、どうなってるか・・ですか?
そうですね、非常に従順な女性だったので、今も僕の愛らしいペットのように交際させてもらっていますよ。
ただ・・予想外だったのが、32歳といっていた彼女が、36歳だったことかな?ま、それも出会い系では想定内ですかね(笑)